オリジナルタオルを作るときに、主要となるテーマカラーがあると思います。
せっかくオリジナルタオルを作るなら、そのキーカラーを目立たせたいですよね。
当店では、そんな方に染料プリントをおすすめしています。
とはいえ、染料プリントっ何?という方も多いことでしょう。そこで今回は、染料プリントについて特徴などを説明していきたいと思います。
染料プリントとは
染料とは色のついた粉末を水や油などの液体に入れ、溶けかしたもの。
タオルだけでなく、私たちが着る衣類の染色にも使用されています。
その誕生は紀元前1500年頃といわれており、貝の身から貝紫という染料を作ったのが始まりだそうです。
しかし、現在は天然染料に替わり合成染料が使わっれることが多くなりました。
どうやって印刷するの?
染料プリントは繊維に染料を染み込ませます。
そのため、表面にインクを付着させる顔料プリントなどとは異なり、タオル本来の柔らかい風合いが保たれるのが特徴です。
特色印刷って?
印刷の仕方については上でご説明した通りですが、色はDICやPANTONEといった特色が使われます。
紙などはCMYKという、C〔シアン(青)〕、M〔マゼンタ(ピンク)〕、Y〔イエロー〕、K〔ブラック〕の4つの色を順に重ねて印刷しています。
それに対して特色印刷は、DICやPANTONEといった印刷用インクのメーカーが提供している色を使います。
どんなデザインがおすすめ?
さて、染料プリントには向いているデザインと向いていないデザインがあります。
それについて、当店・名入れタオル製作所のスタッフが作ったデザインをもとにご紹介します。
細かいデザインには不向き
繊維を染めるという特性上、細かいデザインには向きません。
例えばこちらのデザイン。
柄がたくさんあり素敵なのですが、このようなデザインは模様が潰れてしまう可能性が非常に高いです。
万が一、お客様が作られたデザインがご希望の印刷方法で表現するのが難しい場合は、必ず印刷前に当店からお伝えしていますのでご安心ください。
文字やイラストを目立たせたいときにおすすめ
染料プリントにするなら、こういった文字やイラストが大きく、白以外の色の面積が大きいデザインがおすすめです。
また、これだけ印刷部分が広くてもふわふわとした触り心地は保たれたまま。
デザインデータ作成時の注意点
当店のフォーマットをご使用ください!
オリジナルタオルを作る場合、お客様ご自身でIllustratorを使ってデザインを作成していただく必要があります。その際に必ず当店のフォーマットのご使用をお願いしております。
使用していないデータを入稿された場合、印刷範囲が異なると再入稿をご依頼する場合があります。
そのため、ご依頼の場合はフォーマットを必ずご利用ください。
染料プリントのフォーマットはこちら!
“ヘム”へのデザインは極力控えて
染料プリントは全面に印刷できるのが大きな特徴ですが、ヘム(端の折り返し)は生地の質感が異なるため、写真のようなインクにじみが発生しやすくなります。
そのため、デザインは配置せずにベタ塗りか、何も配置しないことをおすすめしています。
線の幅は2.5mm以上に!
先ほど細かいデザインは不向きとお伝えしたとおり、幅2.5mm以下の線はにじみが生じて線が潰れていまう可能性があります。
また、よくあるのが、線は2.5mmあっても、線同士の間隔が2.5mm以下の場合。
上の画像のように文字の隙間も2.5mm以上の間隔が必要です。
2.5mm以下になってしまうと字が潰れてしまう可能性がありますので、注意しましょう。
まとめ
今回は染料プリントについてご紹介しました。
染料プリントは、タオルの肌触りを残したいときやプリントする範囲は広い場合に選びましょう。
商品のご紹介
さて、名入れ製作所で取り扱う染料プリントの商品はサイズ別に3種類です。
タオルの質感を試していただくために、3点まで無料サンプルをご用意しております。
簡単3ステップでわかる、お見積りもご用意しています。