上質なタオルは普通のタオルとどう違うんだろう?
そんな疑問をお持ちの方に、当記事では、今治タオルや泉州タオルなどの高価なタオルと、普通のタオルとの違いを解説します。上質な国産タオルとして有名な「今治タオル」や「泉州タオル」の特徴を紹介します。
上質なタオルと普通のタオルとの違い
今治タオルや泉州タオルなどの上質な国産タオルと、普通のタオルとの違いは、大きく分けると以下の3点です。
- 吸水性の違い
- 肌触りの違い
- 縮まない、へたらない
吸水性に優れている
上質なタオルは、普通のタオルよりも吸水性に優れています。
優れた吸水性の要因は綿の質や製法、厚みなどがあります。特に日本の高級タオルの代名詞でもある今治タオルは、タオルを水に浮かべてから5秒以内に沈むという厳しい基準を設けています。
肌触りが良い
上質なタオルは、普通のタオルよりも肌触りが良いです。
タオルの主な素材は綿(コットン)ですが、生産地や製法によって肌触りが少しずつ変わります。
海外の高級品として知られている綿には、次のような種類があります。
- エジプトのGIZA綿
- アメリカのスーピマ綿
- カリブ海の海島綿
- 中国の新疆(しんきょう)綿
これら上質な綿を使用しているタオルは肌ざわりが格別です。加えて、製法や毛足の長さ、厚さなどによって肌触りが決まります。
縮まずへたらない
上質なタオルはすぐに縮んだり、へたったりしません。
タオルは何度も洗濯して使い続けるものなので、縮んだりへたったりしないかどうかも大事なポイントです。
上質なタオルは、作る際に糸のより方にもこだわっています。これにより生地の強さやしなやかさが変わります。
「今治タオル」と「泉州タオル」のブランド別の特徴
国産タオルといえば、愛媛の今治タオルと大阪の泉州タオルが有名です。
この2つのブランドは、上質なタオルの特徴を満たしたブランドタオルです。
では、今治タオルと泉州タオルがどう違うのかというと、製法に違いがあります。
今治タオルの特徴
今治タオルプロジェクトの公式サイトには、以下のように書かれています。
今治タオル産地には、高縄山系を源流とする蒼社川の伏流水や霊峰石鎚山より流れ出た地下水など、極めて重金属が少なく硬度成分も低い、晒しや染めに適した良質の水が豊富にあります。
この軟水を用いて晒しを行うことで繊維にやさしい仕上がりとなり、 繊細かつ柔らかな風合いや鮮やかな色が表現できます。
タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間(沈降法)が5秒以内。洗わなくても使い始めから水を吸うタオルと定めています。
https://www.imabaritoweljapan.jp/about/positioning.html
今治タオルは、先晒し先染めという製法手順で作られています。先晒しとは、糸に付いた不純物を取り除いて白くする工程で、先に晒しを行うことで綿が本来持っている柔らかさを引き出すことができ、見た目もきれいなタオルができあがります。
今治には良質な軟水が流れています。それが先晒しや染めに適しているので、柔らかく上質なタオルが作れます。
泉州タオルの特徴
一方、泉州タオルの特徴については大阪タオル工業組合のサイトに以下のように載っています。
後晒製法と呼ばれる独特な製法を一貫して守り通してきました。
さらし”とは、糸に付いた不純物を取り除き(精練)、白くする(漂白)工程のことです。
タオルを織る際に糸切れを防ぐため、糸につけた糊(のり)や、材料である糸(=綿<わた>)にもともと付着している、油分や不純物をきれいに全て取り除き、漂白・水洗いする必要があり、その工程を“さらし”と言います。
後晒タオルは、その“さらし”をタオルが織り上がった後で行うことによって、吸水性に優れた肌ざわりの良いタオルになるんです。
https://www.senshu-towel.jp/?mode=f1
泉州タオルは後晒と呼ばれる独特な製法で作られています。
今治タオルと比べると、泉州タオルは日常的に使える上質なタオルといわれています。
商業の街・大阪だからこそ、飲食店などでも使えるように発達したといわれています。
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