タオルの生地には「パイル生地」「ガーゼ生地」「ワッフル生地」など、さまざまな種類があります。
ノベルティタオルを製作する場合、どの生地を使ったらよいのかは、なかなか判断が難しいです。
そこで今回は、タオルによく使われている7種類の生地について、それぞれの特徴やメリット、デメリットを紹介します。
ノベルティタオルの生地について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
タオル生地は7種類!特徴とメリットとデメリット
タオルによく使われている代表的な生地は、パイル生地・シャーリング生地・ガーゼ生地・ワッフル生地・朱子織(サテン生地)・マイクロファイバー生地・無撚糸の7種類です。
パイル生地
丸いループ状の糸が織り込まれた生地のことをパイル生地といいます。バスタオルなどによく使われている生地の種類です。
ふわふわした肌触りで、保温や保湿、吸水性に優れています。
ただ、ノベルティタオルを製作する場合、生地の目が粗いので細かいデザインのプリントには向きません。
シャーリング生地
シャーリング生地は、パイル生地のループした糸の頭の部分を平らにカットした生地です。
表面がフラットなため細かいデザインもプリントできるというメリットがありますが、吸水性はほかの生地と比べてやや劣ります。
ガーゼ生地
ガーゼ生地は、糸を粗めに織って作られる生地です。柔らかくて肌あたりもよいので、タオルの生地としておすすめです。加えて、ほかの生地に比べて軽量な点も特徴です。
ただし、吸水性はそれほど高くありません。お風呂上がりなど、多くの水分の拭き取りには向いていないです。
ワッフル生地
ワッフル生地は、表面に凸凹した特徴的な生地です。見た目がお菓子のワッフルに似ていることからその名が付きました。
肌に触れる面積が少なく、サラリとした肌触りが特徴です。また、厚みがあるので吸水性に優れています。ただし、印刷には向いていません。
朱子織(サテン生地)
朱子織(しゅすおり)はサテン生地とも呼ばれ、なめらかで高級感のある生地です。
一般的なタオルの表面は格子状に織り込まれているのに対して、朱子織はひし形状です。
朱子織の場合は文字やイラストを印刷するのではなく、生地を作る際に織り出すので時間が経っても刺繍部分は褪せることがありません。
マイクロファイバー生地
マイクロファイバー生地は、高い吸水性と速乾性を併せもつ生地です。主にナイロンやポリエステルなどの化学繊維で作られています。
また、極細の繊維で作られており、汚れを絡め取るため掃除用としても使われます。
ただ、ほかの生地に比べて早く劣化することがあります。
無撚糸
無撚糸(むねんし)とは、その名の通りねじっていない糸のこと。
無撚糸を使ったタオルは綿本来のふわふわとした柔らかさが感じられて、吸水性も高いです。
ただ、繊維が細いため印刷に向かなかったり、毛羽が落ちやすいあるいはほつれやすいというデメリットがあります。
どのタオル生地がおすすめ?用途に合った選び方
7種類のタオル生地の特徴を踏まえたうえで、用途ごとの選び方を解説します。
バスタオルやフェイスタオルなど普段使いなら「パイル生地」「ワッフル生地」
バスタオルやフェイスタオルなど、日常的に使うタオルなら「パイル生地」と「ワッフル生地」がおすすめです。
どちらも肌触りがよく、高い吸水性のあるタオル生地です。生活のさまざまな場面で使いやすいので、誰かにプレゼントする際にも喜ばれます。
おしゃれなデザインの印刷や名入れをするなら「シャーリング生地」「朱子織」
デザインを入れたり、名入れをしたりするなら「シャーリング生地」と「朱子織」がおすすめです。
シャーリング生地は表面がフラットになるよう毛先がカットされているためきれいに印刷することが可能です。また、朱子織ならデザインや名前を織り出すので変色したり、薄らいだりすることがありません。
なお、細かいデザインを入れる場合は、シャーリング生地のほうが向いているでしょう。
肌触りを重視するなら「ガーゼ生地」「無撚糸」
ハンカチやハンドタオルは「ガーゼ生地」と「無撚糸」がおすすめです。
どちらも非常に肌当たりがよく、赤ちゃん用のタオルとしても使えます。
吸水性も求める場合は、無撚糸のタオルを選びましょう。
吸水性と速乾性で選ぶなら「マイクロファイバー生地」
吸水性と速乾性の高さで選ぶなら「マイクロファイバー生地」がおすすめです。水を拭き取った後、絞ればまたすぐに使えます。
掃除や洗車などの際にも便利に使えるタオルです。
名入れタオル製作所のオリジナルタオルは「片面シャーリング生地」
片面シャーリング生地とは、「表面をシャーリング生地」「裏面をパイル生地」で制作しているタオルです。
これにより、表面のシャーリング生地にデザインをきれいに印刷できます。そして裏面はパイル生地になっているため吸水性もあり、肌触りが良いです。両方の生地の良いとこ取りのタオルです。
名入れタオル製作所なら、希望通りのデザインを実現しつつ、実用性も高いオリジナルタオルに仕上がります。
オリジナルタオルをお考えの人は、ぜひ当社「名入れタオル製作所」をご検討ください。
まとめ
今回は、タオルでよく使われている代表的な7種類の生地について紹介しました。
それぞれの生地で特徴や用途は異なります。
また、デザインをプリントしたり、名入れを行うかどうかによってもタオル生地の選び方は変わります。
なお、当社「名入れタオル製作所」のオリジナルタオルは「片面シャーリング生地」を採用しています。デザイン性と実用性を兼ね備えたタオルをご希望の人は、「名入れタオル製作所」をご検討ください。